読解練習:お金のことでトラブルになったら?【Lv.3|小5〜小6目安】
だいちは、友だちのりくに「お金がないからジュース買って」と言われて、100円を貸しました。
りくは「すぐ返すね」と言っていましたが、何日たっても返してくれません。だいちは「返してって言いにくいな…」と思って、なかなか言い出せませんでした。
ある日、だいちが別の友だちにその話をしたら、「それはちゃんと伝えたほうがいいよ」と言われました。
思いきってりくに「この前の100円、返してもらってもいいかな?」と言ったら、「ごめん、忘れてた!」と言ってすぐに返してくれました。
だいちは、「ちゃんと話せば、もめごとにならずにすむんだ」と思いました。そして、これからはお金のことはもっと気をつけようと思いました。
◆ 問題
- だいちは、友だちに何をしましたか?
- だいちは、なぜ言い出しにくかったのですか?
- この話から、あなたはどんなことを学びましたか?
- この文章の内容を、50〜70字でまとめてみましょう。
◆ 指導のヒント
- 「お金の貸し借り」は信頼関係に関わることだと意識させる。
- トラブル回避のための「ことばで伝える力」の大切さを伝える。
- 子ども同士でも起こりうる金銭問題を、安全に考える入り口に。