読解練習:やさしさがすれちがうとき【Lv.4|小5〜小6目安】
みなとは、テストでまちがえたところを友だちのさきにおしえてあげようと思いました。
「ここ、こう書いたらいいんじゃない?」とやさしく言ったつもりでした。
ところが、さきはむっとした顔をして「べつに聞いてないし」と言いました。
みなとはびっくりして、「よかれと思って言ったのに…」と、しばらく元気がなくなってしまいました。
でも、あとでさきが「ごめん、なんかイライラしてただけ」と話しかけてきて、少しほっとしました。
みなとは、「思いやりって、むずかしいときもあるな」と思いました。
◆ もんだい
- みなとは、どんな気もちでさきに話しかけましたか?
- さきは、最初どんな反応をしましたか?
- あとで、さきはどうしましたか?
- あなたが「思いやりがうまく伝わらなかった」と感じたことはありますか?それはどんなときでしたか?
◆ ポイント
- やさしさが正しく伝わらないこともあるけれど、それは失敗ではない。
- 相手の気持ちや状況も思いやる“伝え方の工夫”について考えるきっかけに。