読解練習:きもちをうまく伝えられないとき【Lv.2|小4〜小5目安】
なおとは、おこったり、かなしかったりしたときに、言葉でうまく言えないことがあります。
ある日、友だちに消しゴムをかしてあげたのに、なかなか返してもらえませんでした。返してほしいと思ったけれど、どう言えばいいかわからなくて、むすっとした顔になってしまいました。
あとで友だちに「なんでおこってたの?」と聞かれて、なおとは「消しゴムを返してほしかったんだ」と言いました。友だちは「それならそう言ってくれたらよかったのに」と言って、返してくれました。
なおとは思いました。「ちゃんと言葉で伝えないと、気もちって伝わらないんだな」と。
◆ 問題
- なおとは、なにがうまくできなかったのですか?
- 友だちにどうしてほしかったのですか?
- あなたも、気もちを言えなかったり、言えてよかったと思ったことがあれば書いてみましょう。
◆ 指導のヒント
- 気もち→行動→誤解の流れをたどらせる。
- 非言語的な表現(顔・態度)がどう受け取られるかを考えさせる。
- 「伝える勇気」と「受けとめる姿勢」の両方を育てる教材に。