“ワークを制す者、テストを制す”――全教科対応・定期テスト勉強法の極意

1. 「何から勉強していいかわからない」人へ

定期テストが近づいてくると、多くの中学生がこんなことを考えます。

「まず何から手をつければいいの?」
「ワークっていつ終わらせればいいの?」
「やったのに点が取れなかった…」

こうした声の多くは、“正しい方法で勉強できていない”ことが原因です。テスト勉強において一番大切なのは、「教材を決めること」「順番を決めること」「繰り返すこと」。この3つさえ守れば、今の成績が劇的に変わることも珍しくありません。


2. 定期テスト勉強の基本は「学校ワーク」一択

どの教科においても、まずやるべきなのは学校で配られたワークです。理由は以下の3つ。

  • 教科書の流れに沿って作られている
  • 出題範囲と一致している
  • 提出課題になっていることが多い

つまり、「やっておけば損がない教材」なのです。塾のテキストや市販の問題集は、基本が終わってからの“追加メニュー”です。


3. 理科・社会は“反復トレーニング”が命

(※対象:学力上位5%を除く全層)

理科・社会は暗記量が多く、1回やっただけではなかなか定着しません。以下のような“反復型”の勉強が非常に効果的です。

  1. 1ページだけノートに解く
  2. 丸つけして、間違えた問題にしるし(×など)をつける
  3. 同じページを、全問正解する自信がつくまで何度もノートに解く
     ※間違えた問題の回数も「正」の字などで管理
  4. 自信がついたら、提出用ワークに答えを書く+丸つけをする
  5. 次のページへ進み、同じ作業を繰り返す

さらに、

  • 3ページほど進んだら、1ページ目に戻ってもう一度解きなおす
  • 6ページまで来たら、前半ページの間違えた問題を再解答+後半ページは全問解く

このように「何度も繰り返す」「間違えた問題を管理する」ことが、理社の点数を上げる最大のコツです。

4. 英語・数学は“ミスの理由を説明できる”かどうか

(対象:おおむね平均点以上の生徒)

英語と数学は、理社とは異なり、「解けるかどうか」ではなく「なぜ間違えたか」が重要です。
そこで、以下のような勉強法をおすすめします。


■ 英語・数学のワーク勉強ステップ

  1. 1ページずつ、提出用のテキストに直接解く
     → これは“本番のつもり”で取り組む。なるべくノーヒントで解くことがポイント。
  2. 丸つけをし、間違えた問題の解説をじっくり読む
     → 解答を写すのではなく、「なぜ間違えたのか」「どの知識が足りなかったのか」を考える。
  3. その問題について、誰かに説明できるレベルまで理解を深める
     → できれば「何も見ずに、解答より詳しく解説を書いてみる」。
     → それができれば、“本当の理解”に達している。
  4. 次のページへ進む
     → 解きっぱなしにせず、必ず「ミスを解消する時間」を入れてから進む。

このやり方で勉強すると、「自分の弱点が見えるようになる」ため、応用問題や新しい単元にも対応しやすくなります。
時間はかかりますが、“質の高い勉強”ができるため、着実に成績は伸びていきます。


5. 国語と漢字の勉強はこう進める

国語は他の教科と違って「何を勉強したらいいかわからない」と言われがちです。以下の2つに分けて対策しましょう。


■ 国語の読解対策(単元ごと)

  • 学校のワークで出題されている長文問題は、必ず文構造や接続語を意識しながら解く
  • 記述問題がある場合は、「なぜこの答えになるのか」を解説から逆算して学ぶ
  • 模範解答を写すだけでなく、自分の言葉で書き直してみると力がつく

■ 漢字の勉強

  • 書いて覚えるしかない。5回書く×3日間など、回数と日数をセットで繰り返す
  • 間違えた漢字は印をつけて、「間違えた漢字だけで再テスト」するのが効率的
  • 音読み・訓読み・熟語なども確認し、意味と用例も一緒に覚える

6. 成績上位者になるための「しるしの使い方」

成績が上がる人には共通点があります。
それは「間違えた問題を管理している」ということです。

ワークで間違えた問題には、

  • ×(1回目)
  • ◎(解説見て理解済み)
  • ◯再(2回目解いた)
  • ××(2回目もミス)
    など、自分なりのマークを使って、どの問題に何回つまずいたかを記録しています。

これは、成績上位者がよく使う「見える化」のテクニックです。
自分が間違えた問題に何度でも向き合うことで、「もう絶対間違えない」という自信がつきます。


ワークを本気でやった人だけが、点数を上げられる

定期テストで点数を取る一番の近道は、「学校のワークを本気でやること」です。
テスト前の限られた時間で、参考書やプリントに手を出すよりも、まずは一冊のワークを完璧にすること。それが最強の勉強法です。

  • 理社は反復トレーニングで知識を体にしみこませる
  • 英数はミスの理由にこだわり、理解を深める
  • 国語は構造を意識し、漢字は書いて覚える
  • そして、「しるし」で自分のつまずきを見える化する

この積み重ねが、定期テストで“平均点から脱出する”最短ルートです。
一歩ずつ着実に、ワークを制してテストを制しましょう。