読解練習:努力はどこまで報われるべきか?(学習編)【Lv.8|高1目安】
まゆは、定期テストに向けて一か月以上前から毎日コツコツ勉強してきた。授業の復習を丁寧に行い、わからないところは先生に質問し、友達とも教え合いながら準備した。
ところが、テストの結果は思ったよりもふるわなかった。苦手な教科は前より上がったが、得意だったはずの教科で失点が続いた。
同じクラスの友達には、「前の日にちょっとやっただけだよ」という人が高得点を取っていた。
まゆは悔しくなり、「なんでこんなにがんばったのに……」と落ち込んだが、ふと先生の言葉を思い出した。「努力はすぐには結果に出ない。でも、続ける人だけが最後に伸びるんだよ。」
まゆはその言葉を信じて、次のテストもまた準備を始めることにした。
◆ 問題
- まゆは、どのような努力をしてテストにのぞみましたか?
- まゆは、どのような結果に悩みましたか?
- 先生の言葉によって、まゆはどのように気持ちを変えましたか?
- この文章の内容を、60〜90字でまとめてみましょう。
- あなたは「がんばったのに結果が出なかった」と感じたことがありますか? そのとき、どうしましたか?
◆ 指導のヒント
- 学習における「努力」と「成果」のタイムラグに注目させる。
- 他者比較ではなく、自分の成長をどう見つけるかを考えさせる。
- 継続の価値と、未来の成果への投資としての学習努力を実感させる。