建売(分譲)住宅はそのまま住めない?
建売住宅に買ったままの状態で住めるのかと言えば、物理的には住めるが、テレビも映らなければ、カーテンをかけようにもカーテンレールも無いため外から丸見えです。窓を開けても網戸が無いため虫が入ってきます。
そんな状態なので、現実的にはそのまま住む人はいないでしょう。
テレビアンテナが無い理由は、屋根上につける昔ながらのアンテナにするか、薄型の外壁にかけるタイプのアンテナにするかを選びたいという要望からオプションになっているようです。
カーテンレールが無い理由は、ブラインドを設置したいという要望の場合にはレールが不要となるため、オプション扱いになっているようです。
網戸が無い理由は、外観の印象として網戸を敬遠する人もいるため、オプションとなっているらしいです。
我が家は下記のオプション工事を依頼しました。
参考にしてもらえると嬉しいです。
かなり高額になってしまいましたが、まぁまぁ満足しています。
我が家が依頼した追加工事
網戸
夫婦ともに花粉症であり、いろいろとアレルギー持ちなので、普段から窓を開けることはしないのですが、どうしても室内に熱が籠りすぎてしまった時には少しだけ窓を開けたりしています。
網戸があることで外観が悪くなるといった美的センスは持ち合わせていなかったので、何の迷いもなく不動産屋さんに進められるがまま、ほぼ全部の窓に網戸を追加しました。
カーテンレール
ブラインドも検討したのですが、出入りや子供の悪戯のことを考えるとカーテンの方が後々便利だろうと思い、リビングの腰高窓以外はすべてカーテンレールを取り付けました。
カーテンレールにも数種類あったのですが、デザインよりも実用性重視で、安価なものにしました。
カーテンレールと合わせて、オーダーカーテンも勧められましたが、引き渡しまで時間もあったことと、量販店のオーダーカーテンと比較しても割高であったし、既製品のカーテンと比較すれば数倍の価格差があったため、オーダーカーテンはお願いしませんでした。
調光ロールカーテン
上に書いたリビングの腰高窓は調光ロールカーテンを設置しました。
窓枠内に設置するタイプのもので、壁側までカーテンが出てこない仕様のものです。
リビングが広くないことと、室内が散らかるのを避けるために、壁際に中が見えない棚(ローボード)を置こうと考えていたので、カーテンだと窓枠よりしたまで垂れ下がりがある分、ローボードの高さ制限がシビアになってしまうと考えて、ロールカーテンにしました。
テレビアンテナ
テレビアンテナは薄型の壁掛けを勧められましたが、屋根の上に設置するタイプのアンテナにしました。いわゆる八木式アンテナってやつですね。
理由は安かったからですね。外観のデザイン上敬遠する人もいるようですが、まったく気にならなかったので、迷いなく八木式アンテナを即決しました。
防犯用格子
1階の窓のうち、人が容易に出入りできそうな窓に防犯用格子を付けました。
泥棒さんが本気を出せば簡単に突破できるものだとは思いますが、多少は防犯効果はあることでしょう。
賃貸に住んでいたころ、3回ほど盗難の被害に遭ったことがあるし、空き巣という古代から脈々と続く犯罪の被害者にならないために設置しました。
格子タイプと縦型、横型、デザイン型などなどありましたが、個性を出すところではないと思いましたので、最近の家でもっとも採用されている菱形の格子タイプにしました。
電動シャッター
もともと1階の掃き出し窓2か所には手動のシャッターが設置されていましたが、電動シャッターに変更しました。
理由は手動シャッターだと開閉の際の窓を開け閉めが面倒であったことと、シャッターの開閉のタイミングは時間帯的に部屋着であったり、化粧もしていない状態であったりするので、シャッターを開け閉めするために窓を開けたときに、外の人や隣の家の人と顔を合わせるのが嫌だったからですね。
そんなこと・・と思うかもしれませんが、シャッターの開閉って意外と面倒です。
それ以外にも、もともとシャッターが付いていなかった窓にもシャッターを追加しました。
防犯と暴風雨被害対策にもなるし、カーテンでは実現できないような遮光になりますからね。
玄関スマートキー
子供が出来てから玄関の鍵開けが地味に面倒でした。
両手に荷物を持っていたり、子供を抱っこしていたりするため、カギを取り出す行動が大変です。やっとの思いでカギを出しても、カギを開ける動作がまた大変です。
カギを持っている状態でドアに近づくだけで開錠されるためドアを開けるだけで大丈夫です。
これもかなり満足度が高いですね。
追加コンセント
建物の図面を見ながら、ある程度家具の配置を決めており、「このあたりにコンセントがないとPCが使えないよね」とか「携帯の充電ができないよね」なんて話をしていました。
実際に家を確認したときに、その位置にコンセントがあるか確認し、代替措置が無い部分にコンセントを追加しました。
場所によっては難易度が違うようで、1か所は施工できないとのことで断られてしまいました。
作り戸棚
脱衣室に収納が無く、洗剤やタオルの置き場所が無かったため、作り戸棚を追加しました。
もう少し収納力があってもよかったかな?と思っています。
トイレにも設置を考えたのですが、使い勝手のいい場所に設置が難しかったので、見送りましたが、トイレって意外と掃除用具が多いため、そのうち手作り棚でも作ろうと思います。
センサーライト
玄関前と玄関内の照明を人感センサーライトに変更しました。
暗くなってからの帰宅時には役に立っています。
あると便利ではありますが、絶対にないといけないオプションではなかったですね。
食洗器
標準で食洗器がついていなかったため、ビルトインタイプの食洗器を追加しました。
機種の選択には制限がありましたが、オプション契約としたため、引き渡し後のリフォームよりも安く導入できたので、まぁよかったと思います。
使い勝手はまぁまぁですが、もう少し大きいタイプの食洗器が選べたらよかったとは思います。とりあえず困ってはいないので、買い替え時は大型のものにしたいと考えています。
3つ口HIコンロ
標準ではガスコンロか2つ口のHIコンロであったため、3つ口のHIコンロに変更してもらいました。
HIは火力が弱いなんて言われますが、掃除が簡単であることの優位性は火力なんかでは覆らないので、迷いなくHIを選択し、普段の料理の都合上3つ口に変更しました。
エアコン
特筆することもありませんが、各部屋にエアコンを設置しました。リビングだけ200Vの少し大きいタイプのものを選びました。
家電量販店で注文した方が安く済んだかもしれませんが、家電量販店でエアコン買うのって結構面倒くさいんですよね。立ち合い見積もりの日程調整が済んでからの発注、そして設置工事日の打ち合わせみたいな手順になっていて、1か月半くらいかかる場合もあります。
以前住んでいた賃貸住宅にエアコンの設置した際に、家電量販店Yでは上記のように正確な見積を出したうえで1か月半くらいかかりそうだったのに対して、家電量販店Kでは1か月以内に設置までやってくれるが、見積は出ずに概ねの見積もりだけで、実際に取付工事をした際に工賃を清算するという流れでした。
入居時にはエアコンが設置されている状態であることが望ましかったので、不動産屋さんにお願いしました。
天吊り室内干し
網戸の部分でも記載しましたが、夫婦ともに花粉症です。
そして妻は極度の虫嫌いです。
それらの理由から洗濯物は屋外に干しません!
基本的には乾燥機ですが、乾燥機不可の衣類については干す必要があるため、天吊りタイプの室内物干しを追加しました。
浴室乾燥機に衣類乾燥モードがあるんですが、急いで乾かす必要もないので、室内干しするスペースを確保しました。
薄型換気扇
特に重要視していなかった箇所ですが、不動産会社に勧められたので、なんとなく導入しました。
使い勝手はまぁまぁですね。とりあえず見た目がすっきりしているので満足です。
庭とリビングの目隠しフェンス
比較的人通りの多い道路にリビングの窓と庭が面しています。
他人の目線があるとなると、やはり住み心地はよくないですね。別に悪いことをしているわけではないのですが、家というプライベートスペースは他人に見られたくないですよね。
別に見る気がなくたって、ふと目が合ってしまうような状況では嫌ですね。
庭も同じで、悪いことをするわけではないですが、プライベートな私有地なので、多少なりとも目線をカットするために目隠しフェンスを設置しました。
意外と高かったですね・・。
物置
夫婦ともに趣味があり、趣味関連の荷物が多く、保管場所に困っていたため、適当な大きさの物置を設置しました。
趣味の荷物とは別にスタッドレスタイヤの保管もしたかったため、奥行きが内寸で800mm以上あるものを選びました。
組み立てと設置、転倒防止措置までお願いしました。
物置の種類は非常に多くて悩みましたね。
大きさだけに注目して買ってしまったので、扉の開閉や施錠の方法についてもっと詳細に見ておけばよかったと少々後悔しています。
まとめ
物件費以外のオプション費用がかなり掛かってしまいました。
必要なオプション工事は人それぞれです。建売(分譲)住宅であっても、使い勝手がいいようにカスタマイズする余地はたくさんあります。
最たるものはコンセントの増設ですね。我が家では料理中に携帯の充電をしたり、料理動画を見るためにキッチン、充電式掃除機を収納する物入の中、就寝中の充電やベッドサイドランプ設置のために寝室の枕元にコンセントを追加しました。