一括査定って少し怖い
車を乗り換えるとき、車を売却するときに、一括査定のサービスを使用しない理由
- 手続きが面倒
- やったことが無いから少し怖い
- 本当に高い値段で買い取ってもらえるか分からない
- 申し込んだ瞬間から怖い電話が鳴り止まないって聞いた
- しつこい営業の電話がかかってくると聞いた
- 新しい車と引き換えに車を手放したい
- 一時的に車がなくなるのは避けたい
しっかりと準備をしておけば怖いことはありません。
しかも、ディーラーの買取価格よりも50万円以上高く買い取ってもらえるケースも多々あります。
一括見積の中でも、入札方式が最もオススメです。
その準備についても後述していますので、最後までご覧ください。
ディーラーの下取りに出す理由

車の売却時に最も安心できるのは、ディーラーに下取りに出すこどでしょう。
新しい車の準備をしてくれている営業の担当者が下取りの手続きもしてくれているのには確かに安心感があるものです。
しかしよく考えてください。
営業の担当者が親身になるときは、客から利益が見込める時です。
新しい車を売るときの利益に加えて、市場価格より安価で中古車を下取りとして仕入れることが出来るとなれば、その客は手軽に利益を見込むことができる、親身に対応するにふさわしいいい客ですからね。
まさにカモがねぎ背負ってきた状態ですね。

余程の理由が無い限りは、ディーラーでの下取りは選択してはいけません。
一括査定の事前準備と流れ
1 事前準備① サイト登録前に
一括査定サイトに登録する前に、登録日から1週間前後に2~3時間の予定を確保してください。9時から17時の間で確保しておけばOKです。
ベストな日程は、新しい車の納車日の午前中ですね。車を購入したディーラーが近いのであれば、ディーラー来店時刻から逆算して、移動時間プラス3~4時間前程度がいいと思います。
基本的には駐車場所にて査定を行うので、自宅駐車場でそういったことをすることにいい気がしない人は、別途査定場所を準備しておいてください。
今回は、新しい車の納車時刻の4時間前に予定を空けたこととします。
2 事前準備② 車検証等の準備
一括査定サイトに登録する際に、車検証の情報や走行距離等が必要となりますので、手元に準備しておいてください。
3 登録後の電話ラッシュに対応する①
一括査定サイトに入力を完了すると、完了直後から電話が鳴りますので、1で設定した予定の日時を伝えて、例えば「8月1日11時」といった具体的な時間を指定して査定をお願いしてください。
その際に「一括査定サイトで申し込んでいるため、ほかの業者も来る可能性があるので、よろしくお願いします。」と伝えてください。
4 電話対応②
2社目必ず同じ時間同じ場所に来られることを条件に、同じ日時を指定をして、「一括査定サイトで申し込んでいるため、ほかの業者も来る可能性があるので、よろしくお願いします。」と伝えてください。
その際に、「時間の都合上3社以上集まるようでしたら、弊社は一括査定をお断りさせていただいています」などと言ってくる業者もいますが、そんな業者は断っちゃってOKだと思います。
対抗業者が増えると勝ち目が無い程度の査定額しか提示できないため、少しでも対抗業者を減らすための戯言です。こちらとしても時間の無駄なので、断ってしまいましょう。
とは言っても、ビックモーターだけは呼んだ方がいいです。理由は単純に買い取り台数が多いため、見積額が高めに出てくることが多いからです。
5 前日の流れ
翌日には新しい車の納車と、現車を手放すことになるので、車に載せてある私物や貴重品をおろしておきましょう。
ETCカードや携帯の充電コード、チャイルドシートなどなどを確認しながら降ろしておきましょう。
カーナビは設定に初期化コマンドがあるので、設定が気になる人は初期化しておきましょう。
車検証などの法定書類は名義変更まで個人情報を消すことが出来ませんが、点検記録簿の個人情報が気になる場合には、該当箇所・ページを削除しておいてもいいかもしれません。そこまでやっていない中古車も多数流通しているので、気にしなくてもいいかもしれないです。
6 当日の流れ① 業者決定編
時間の少し前から業者が集まってきますので、随時対応していきましょう。
業者の現車の見積もり作業が終わると、見積額の提示方法について相談をされます。見積額の提示方法はいくつかパターンがあります。
- 全業者で集まり、口頭で金額を提示し、最後に最高額を提示した業者に決定するオークション方式
- 金額を書いた紙を他の業者に見せることなく提出し、最高額を記入していた業者に決定する入札方式
- 気に入った担当者に決定するご指名方式
3を選ぶ人は少数派だと思うので、1と2のメリットデメリットをご説明します。
オークション方式
単純化するために2社のみ参加の場合の売却価格の決定方法を考えてみましょう
- A社 提示できる上限額は330万円 A社の予想ではB社の提示上限額は285万円
- B社 提示できる上限額は305万円 B社の予想ではA社の提示上限額は295万円
このケースで順次金額を口頭で提示していくと、A社が「300万円」を提示した段階で、B社の予想が崩れますが、B社の提示上限額は305万円であるため、B社は「305万円」を提示します。これでB社は上限に達し、余裕のあるA社が「310万円」を提示した段階で、業者決定となります。
入札方式
こちらも、単純化するために2社のみ参加の場合の売却価格の決定方法を考えてみましょう
- A社 提示できる上限額は330万円 A社の予想ではB社の提示上限額は285万円
- B社 提示できる上限額は305万円 B社の予想ではA社の提示上限額は295万円
オークション形式と大きく異なるのが、上記黄色線部分の読みあい、探り合いです。
オークション形式では順次金額を口頭で提示した段階である程度明らかになっていくため、探り合う必要はありませんが、入札方式ではこれを探る手段がないため、見積に来た業者は慎重になる必要があります。
もしあなたが自動車買い取り業者としてその場に来ていたとして、A社と同じ条件であった場合、いくらで入札しますか?
286万円で入札できますか?利益が減るものの330万円で入札しますか?
もし自分自身が車買取業者としてその場に来ていて、A社と同じ条件であったら、330万円で入札してしまうと思います。いわゆる置きに行く状態ですが、負けるよりはマシですからね。

個人的には入札形式がお得かな?と思います。
7 当日の流れ② 車引き渡し編
業者が決定したのちに、車引き渡しの手続きについて話を進めることになります。
ここで注意が必要なのは、提示された見積額は「その場で売却した場合の金額」であるということです。
数日待ってもらったりする場合には、その分の保証料を払う(実際には買取価格から差し引かれる)必要があります。
無駄なお金ですので、1の事前準備の際に現車売却から新しい車の納車の間隔を最短にしておきましょう。
買い取り業者によっては売却手続き後に新しい車の納車場所(ディーラ)が近ければ、最後に送ってくれることもあると思います。
一括査定サービス提供

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買取価格については、どのサイトから申し込んでも変わりませんが、楽天経由で申し込めば、楽天ポイントがもらえます。